How Toパナマハットの選び方・被り方
ジャストサイズを知る
パナマハットをかっこよく被りこなすための第一歩は、自分に合ったサイズを知ることです。
サイズが大きすぎるとぶかぶかして安定感がなくなり、小さすぎると窮屈さを感じるのはもちろん、パナマハットと顔の全体のバランスも悪くなるのです。
あなたの選んだパナマハットがジャストサイズでありさえすれば、それだけで顔回りとパナマハットのシルエットを最も美しく出すことができ、快適な被り心地を得ることができるのです。
自分の頭のサイズを正しく測り、パナマハットのジャストサイズを知りましょう。
帽子サイズの測り方
まずはメジャーもしくは平らな紐を用意してください。
眉毛上1cmから水平に頭の後ろを通って、メジャーもしくは紐を一周させます。
そこに、ゆとり分として指1本程度、あるいは0.5~1cm程度プラスしたものが、あなたの帽子サイズになります。
パナマハットのデザインや被り方、あなたのお好みにより、サイズの選び方は異なります。あくまでも目安とお考えください。
自分に似合うパナマハットを知る
顔型や体型によって似合うパナマハットは違う?
一般的に帽子は、クラウン(頭の部分)が自分の顔の形と似ているものが似合いやすいと言われています。
また、顔の大きさに応じてブリム(つば)の大きさを決めるのが目安になります。
しかし、全ての方が一概にこれらの法則に当てはまるとは言えません。
顔型、髪型、体型などによって思いもよらないものが似合うこともあります。
いろいろなタイプのパナマハットを被り比べて、自分に似合う帽子を見つけてください。
コーディネートを決める時のポイントは?
パナマハットのコーディネートで重要なポイントとなるのが「季節感」と「色合わせ」です。
色味を選ぶ時は、全身を2色か3色でまとめることを心がけると良いです。
靴と帽子、ベストとパナマハットなど、服装の中の1色とパナマハットを合わせると統一感が出ます。
また、パナマハット以外のファッションの色味を統一し、パナマハットをアクセントとするのもおすすめです。
パナマハットの被り方
パナマハットを被る時は、前より額に当ててから後頭部を収めるようにかぶると、所作が美しく髪型も崩さずにかぶることができます。
また、パナマハットは、「通常の帽子よりも斜め前に気持ち浅く被る」(眉毛の少し上から、前頭部の上に乗せるようなイメージで斜めにかぶる)ことを想定してデザインされています。
正面から見て、ちょっと顎を上げて目線がはっきり見える程度に、目深に被っているイメージです。
目深と言っても、実際はあまり深く被らず、斜め前に被ることで目深に見えます。
このかぶり方をすることによって、 面長の方でも似合うスタイルを維持することができます。
真上から深く被ると、クラウン(帽子の天井部)を痛めますし、後頭部にかけて乗せるように被ると、お顔に対して帽子が小さく見えてしまいます。
少し被っただけで似合わないと決めつけず、被る位置や深さ、角度を色々とお試しください。
被り方を変えればシルエットも変化し、がらっと表情が変わり、こなれた感じが出てきます。
ブリム(つば)の上げ下げだけで、まるで違う帽子のように見えます。
ブリム(つば)を横にずらして被ったり、帽子全体を左右斜めや前後斜めに被ったりと、被り方に工夫を加える事で、一つの帽子で多彩な変化を演出できます。
さいごに
パナマハットの扱い方を知る
パナマハットは、着脱する時や手に持つ時は、必ずブリム(つば)を両手で持つようにしてください。
クラウン(帽子の天井部)は型が崩れやすく、帽子の痛みもほとんどのケースでクラウンから進行します。
帽子を扱うマナーとしてもNGなのです。
「クラウンは絶対に触らない」といった、少々大げさな気持ちで扱っていただきますと、長持ちします。
パナマハットを被りなれる
最後に、パナマハットをかっこよく被りこなすために最も重要なことは「被りなれること」です。
ぜひ毎日、パナマハットを身に着けてお出かけをしてみてください。
そうすれば、パナマハットが本当の意味で「自分のもの」になり、帽子をかっこよく被りこなすことができるのです!